宮内庁御用達とは1891年(明治24年)に宮内省(現宮内庁)により制度化され、5年以上宮内省に納入を続けている業者であるなど、厳正な審査・選定ののち、正式に納入を認可された業者のみに与えられた呼称です。陶香堂は1949年(昭和24年)に御用達を拝命しました。
御用制度が戦後の1954年(昭和29年)に廃止になった後も、1961年(昭和36年)の吹上御所完成時には所内の食器納入を承り、その後も1990年(平成2年)即位の礼に際しては「饗宴の儀」で国内外の来賓に向けた食器を2万点以上納めさせていただくなど、現在までに皇室・各省庁に納めさせて頂いたうつわは3万点以上にのぼります。